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しあわせのかたち

暇が無い、というのは気分であって、
必ずしも事実ではない。
結論を急ぎすぎて経過を楽しまない。
それが忙しいということである。

養老孟司


そんなモン人によるだろ、という反論はさておき。
「そのときの気分の問題である」という着眼点は、
どうしても忘れがちだ。
仕事を始めてから、より一層そう感じるようになった。

だって、これって裏を返せば、
気持ちの区切りさえきちんとつけられれば、
いつでもいいコンディションでいられるということでしょう。

でも経過、過程を楽しみ続けるというのは実際、かなりしんどい。
なんだかんだ言って、結果あってこその過程だからだ。
もしも過程だけで完結できるのならば、それはそれで幸せだが、
実際しんどい。

だから、「そうあれるようになりたい!」
と思えるくらいでも、上々な気がするよ。
nkyです。

わざわざ他人に「忙しい」という人について否定する気はない。
それはそれで、
「そうなんだね」と言ってやればいいだけの話だ。

・本
「グランディア3」(細江ひろみ著)
読破。
なんと、久しぶりのライトノベルです。
というか、この作品の話題何回目だ?

シナリオ意味不明、登場人物の思考回路も一切不明。
ムービーの内容も支離滅裂、設定も理解不能。
名作の名を地に叩き落とした罪深きRPG「グランディア3」のノベライズ。
どうしてわざわざこれを手に取ったのか?
古本屋のワゴンセールで10円だったことが第一、
「あの内容をどう小説にするんだ??」と純粋に興味が湧いたことが第二。

読んでみて、関心した。
なにがすごいって、ちゃんと物語として成立している。
やったことのある人ならわかるだろうが、
成立していることが既にすごい。

もちろん、一番の問題児アロンソの登場シーンや
ダーナの超唐突な心変わりなど、
一部の致命的なシーンはそのままだ。
これはもうしょうがないので、とりあえず置いておく。

「グランディア3」は主人公ユウキが、
自分の飛行機で家出するシーンから始まる。
ゲーム内で彼が大きくクローズアップされるのはこのシーンくらいであり、
あとは電波ヒロインのアルフィナに、
理由もなくくっついて行くだけである。
でも、この小説では
ちゃんとユウキが自分なりにこうだと決心をして、
アルフィナと行動を共にしている。

何がしたかったのかちょっとよくわからない脇役たち
(エメリウス、デュンケル、ウル、ダーナetc……)
についても、ちゃんと行動理由がくっついている。
作者が一から考えたのか、もともと設定が用意されていたのかは知らないが、
もうこれだけで、結構すごい。

ところがこの小説版はさらに上を行く。
物語の終盤、飛行機を失ったユウキは
飛行技師のロッツと再開する。
ゲーム版ではこのロッツはユウキの幼馴染であり、
序盤で別れるときも、無二の親友のように描かれていたのだが……
ユウキは開口一番つっかかるようにしてこう言う。「飛行機を作れ!」
ヒロインをさらわれて焦っているとは言え、
久しぶりに再開した友人にいきなりこんなことを言うのは、
かなり不可解というか、物語の主人公として失格である。
ゲーム内で一番萎えたシーンだ。
ロッツもロッツで、作ってしまうのがまた笑える。
「主役最大のピンチにかつての親友が参上」という、
作劇上かなりおいしいはずのシーンが、
それも、初代グランディアで最高のシーンとして描かれたシチュエーションが、
なんかよくわからないものになってしまっている。
プレイヤーは「二人はなんとか和解したのだろう」と考えるしかない。
これではわざわざ映像にする意味がない。

しかし小説版では、
ロッツはシュミットの飛行機製造所の一員として登場し、
上記のシーンでは強く反発して、喧嘩をする。
その上で解決策を見つけ、
ゲーム版では理由もなくフェードアウトした敵と共に、それを成し遂げる。

ここで描かれる製造所の飛行機乗りたちの絆や
飛行王シュミットがトラウマを乗り越え、
ユウキたちをラストダンジョンまで導くさまは、
はっきり言って鳥肌が立った。

少なくともこの内容がきちんとゲーム内で表現できていれば、
評価は違っていただろう。
戦闘システムやBGM、グラフィックのクオリティはもともと高いので、
良作くらいにはなれたかもしれない。
本当に惜しい。
そう思えるだけでこの小説を読んだ意義はあった。

ここまで書いてようやく気がついたけど、
なんだかんだ言って俺、グランディア3大好きなんだな。
ひとつの小説としては微妙なほうなので、オススメはしません。
「アルフィナがまともだよ!」と言われて
「うっそぉ!」と思った君ならきっと楽しめる。

・ゲーム
「ソラトロボ」3周終わり。
あとはパーツをそろえるだけだが、
周を重ねるごとに敵が固くなっているようで、
金稼ぎがちょっとした苦行になってしまっている。
何より満足したのでここで終了。
とりあえずファンブックは続けて買う予定。
明かされていない設定の開示を期待してるんだけど、
内容は公式同人誌のような趣なので、なさそうだ。
ぴろし社長がネタにされている4コマは面白かった。
小説も何気にクオリティが高い。

現在は「スーパーストリートファイター4AE」をプレー中。
PC版が発売されたことをりゅうさんから教えてもらい、即購入。
(りゅうさんあんがとね)
海外輸入版だったが、
箱○版がベースのようでちゃんと日本語版にも切り替えられる。

自分の強さと合った相手とマッチングしてくれる
ネット対戦機能がかなり優秀。
たまーに超初心者や0F目押しが完璧な別世界な人とマッチングされてしまうこともあるが、
だいたい同じくらいの強さの人と遊べるようになっている。
人も多くて相手には困らないレベル。
(これまで50数回対戦して、相手が被ったのはわずかに一回)
ラグもほとんどないし、
これじゃゲーセンも廃れるわけだ。

りゅうさんとも対戦しました。
久しぶりのガチンコ対戦とあって緊張しまくり、
フルボッコにされました。
本人の許可が取れれば、史上初の動画アップもアリかもしれない。
ガイルvsガイルだけはそこそこ見ごたえがあるかも。
ネット対戦だと相手のキャラが選ぶまでわからないようになってるんだけど、
ホークvsザンギになったり、
ガイルvsガイルになったり。
りゅうさんと僕の間にはやはりスピリチュアル的な何かがありますね。
またやりましょう。

現在PP800程度、BP(ガイル)1100程度。
PPがこの辺で落ち着きそうな予感。
1000くらいは余裕で行くと思ってたんだけどな。
俺のガイルはそんなもん。そういうことだ。
無印しかやってなかった人間にとって、
サガットとそこそこやりあえるガイルというのは
それだけで頼もしいし楽しい。

・ダッシュターボ
「ユージュアル・クエスト」更新。
(#35、36)
タイトルの通り、リノの話です。
「リノのことをちゃんと書こう」と思い立ってどれだけ経ったか。
その頃からなんとなく意図していたものに
大分近いものが書けました。
ただこれは、シットコムじゃねーな……。
いつもよりちょっぴり尺が長いですが、
これまでずっと謎の女として描いてきたリノのことが
よくわかる内容になってます。
俺も書いていて、「そうだったんだなあ」と納得した。

そんなもんです。
よろしく。
by nakayu1105 | 2011-08-10 01:02 | Comments(0)

日頃あったことだとか、ゲームの感想だとか、そういうものを積み重ねていくブログです。 書いてる人/nky(ナカユウ・んきゅ)


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