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MOON。

ナカユウです。

・MOON、解き終わった
“虚構”のはずのムーンワールドに
旅立ってから一ヶ月程度経ったでしょうか。
終わりました。
「解き終わった」と言う表現をするのは
これが確実に「ゲームである」とあらわすためです。
ラブデリックが開発したプレイステーション用ソフトなんです。
しかし。
俺たちの生きる現実とどう違っただろうか。
ムーンワールドは確実に作られた世界だ。
住人たちはそれに気が付いていなかったが、間違いない。
だけれど、そこにはリアルがあった。
彼らにとってはこの世界と寸分たがわぬ“現実”。
そしてそれは、“現実”といわれる世界に生きる俺たちにも
全く同じことが言えてしまうのだと思う。

ムーンワールドにはプログラムがあった。
世界を覆う意志が存在した。
もしも、俺たちの世界にそういったものが存在したと仮定してしまうと。

違いがなくなってしまうんです。
筋書きがない・・・?運命ってものがある。(あまり、信じてはいないけれど)
プログラムだって、そうだと言えてしまうし
何より、俺たちの中にだって意志の存在を信じ、
見えないくせに、その意志を追いかけている人たちがいるではないか。

あちらの世界とこちらの世界と、細かい違いは置いておいて、
やはり、どちらもリアルに見える。
俺がこの世界を生きているからこそ、意志は見えないが
あるんじゃないか。意志。
どこかに、あるんじゃないか。
そう思える。

すると、どちらも“虚構”にもなりえてしまうんだよね。

なんて、テーマ性だろう。

ゲーム自体は、ラスト、やられたなぁと言う感じだった。
ゲームの枠を超えたラストだったと。
問題作、というのがふさわしい。
ただの文明批判に終わってないのがいい。
最後、どーんとこちらにメッセージを投げかけて終わる感じ。
なんとなく突飛で、しこりが残るけれど、ああ、そうだよな。と思った。
ゲームができたが故に、できたメッセージだと思う。
活字でやらずに、敢えてこのテーマをゲームで扱ったというのが
本当に素晴らしい判断だったと思う。
判断もクソもなかったのかもしれないけど。


ぐちゃぐちゃとしてしまったけど、この辺で。
哲学だなぁ、と思った俺であった。
良ゲーです。是非一度。
by nakayu1105 | 2006-06-19 01:58 | Comments(0)

日頃あったことだとか、ゲームの感想だとか、そういうものを積み重ねていくブログです。 書いてる人/nky(ナカユウ・んきゅ)


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