ビューティフル
2007年 05月 14日
公園のゴミ箱の中にくしゃくしゃになった紙が入っていた。
なぜかそれが気になったので
手を突っ込んで拾い、広げてみると
何年か前に当時の彼女に宛てた手紙だった。
俺は大声で泣いた。
走って転んで、また泣いた。
血が出て、痛かった。
傷をさすろうとしたところで、目が覚めた。
まだ、彼女はあの手紙を持っているだろうか?
内容が内容なだけに、ある種の「自慢」としてまだ持っているかもしれない。
…内容が内容なだけに、気持ち悪くてもう捨てているかもしれない。
彼女が俺に送ってきた手紙もいくつかある。
全て、机の中に保管してある。
きのう、釣り堀に行った。
なんだかすごく楽しかった。普段、ゲーセンばかり行っているせいだろうか。
いつも俺たちが夢中になっているものの外側には、
それ以上に面白いものがもっとたくさんあるのかもしれない。
東京はたのしい。