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通じないから、通じた言葉

今から4年程前、
コンビニでアルバイトをしていた時のこと。
ある外国人が店へとやってきた。

俺の住む町は
外国人が非常に多いことで有名である。
だから、これはいつものことなのだが、
その人はどうやら
日本語を話すことができないようだった。

こういったパターンもままあるが、
そういう場合は、
通訳として日本語のできる友人が
同伴することがほとんどだ。
(そういう環境を作れることこそが、
 この町が外国人の町として発展した
 大きな要因の一つだろう)
しかし、そんな人も見あたらない。
これは初めてのパターンだった。


早速何かに行き詰まった彼は、
目の前のレジに立つ俺に助けを求めた。
といっても、言葉がわかるわけではないので、
そういったジェスチャーなんかを、したわけである。

ここから、
非言語コミュニケーションが始まった。
もちろんテーマは「何が欲しいか」なのだが、
彼はそれをジェスチャーで伝えるしかない。
俺もまた、それを確認するためには、
やっぱりジェスチャーしかない。
彼には英語も通じないのだった。


何かを持つしぐさ、
それをそそぎ込むしぐさ……
飲み物だろうか? と思ったのだが、
それだったら冷蔵庫に行けばすぐに見つかるはずだ。
彼はちょこちょこ言葉を挟んでくれるのだが、
まったく理解できないので、意味がない。

ジェスチャーだけでやってくれ、
というジェスチャーをするのだが、
これがなかなか理解してもらえない。
言葉が通じないことの不便さを思い知った。
彼のやりきれない表情が切なかった。
たぶん俺も同じ表情をしていた。


この奇妙な連想ゲームはしばらく続いた。
そして、ようやくたどり着いた結論は
隅のほうで埃をかぶる家庭用洗剤であった。
ようやくお望みの品物を手に入れた
彼は、にこにこしながら帰っていった。


数日後、再び彼が店へと現れた。
まさか、あの連想ゲームを
またやらされるのだろうか、
と思ったが、
今度は友人らしき人も一緒だった。

案の定その友人は通訳であり、
彼は簡単に必要なものを
選び出すことができた。

レジへとやってきて、
笑顔だけの挨拶を交わす。
帰り際、彼は手をさしのべた。
これもさして、珍しいことでもない。
過去にノリのいい人から、
ハイタッチを要求されたこともあったほどだ。


だが、手を握ると彼は言った。

「アミーゴ!」

おお、日本人でも知っている言葉で
挨拶してくれたのだ、
と喜んでいると
隣にいた友人が驚いた様子で言った。


「おい、こいつに何をしたんだい。
 さっきの言葉は、
 普通は使わないんだ。
 とても、特別な言葉だ。
 すごいことだぞ、よかったな」


この友人の言ったことが真実とは限らない。
もしかしたら冗談だったのかもしれない。
でも、未だにこの言葉について、
何も調べないでいる。
本当にうれしかった思い出である。

nkyです。
言葉が通じない。
「だからこそ」なのである。
きっと、「だからこそ」通じたのだ。




・アクセス解析
アクセス解析をもうけた。
「N部屋」をやっていたころは、
これを見て一喜一憂していたものだが、
ブログは
「そんなものを気にしてやっていても、
 楽しくないだろう」
と考えてこれまでやってきた。

しかし、この間

「解析を設ければ
 写真データを
 現在の3メガから
 1ギガバイトまで保存できるようになる」

という仕様があることを知ったので、
写真をアップロードするようになった今、
これを使う訳にはいかないだろう!
ということで導入を決意してしまった。


早速使ってみると、
やっぱり見事にはまってしまい、
若干後悔している。
もうアクセスが気になってしょうがない。

しかも、検索ワードまで表示できるという
機能もあって、
「こう書いたらひっかかるかなぁ?」
というよからぬ考えがふつふつふつ……

ということで、
今回は多いワードを紹介。


「今、明日のために」
以前紹介した本田修司の名曲。
なんと、これを入れると
グーグルでも結構上の方に出てしまう。
それだけ、この曲に触れている人が
少ないということなのかな。
残念。
でも、
本田さん本人に見てもらうチャンスも
もしかしたらあるかもしれない。
まさによからぬ考え。


「人生が面白くなる方法」
以前このタイトルで記事を書いたので、
見事にひっかかってしまうようだ。
そして、その答えは
特に書いてないので、
きっと探している人は
がっかりしたことだと思う。

でも、偉そうなことを
言わせてもらうと、
結局は自分で経験しながら
探すもんだと思うよ。
これだけはググっても、
仕方ないぜ!


「ランニングヘル アレンジ」
昔作った奴が、一番上に出ます。
なぜこっちにアクセスするのだろう。
それにしても、
今聞くとぜんぜんアレンジじゃなくて笑える。
でも、音楽の知識がゼロに近い
当時の文系高校生が作ったものなんだよ。
許してくれ。

某掲示板でも
これを叩いている人がいるのを見た。
あんな有名な掲示板で話題になるとは、
それだけでも非常に光栄。

ランニングヘルは名曲。
洞窟物語は神ゲー。
需要があるのなら、
音源だけでも変えてまたアップしようか。



あと、先日書いた
ガチャガチャの話がアップされた当日、
すごくアクセスが増えてうれしかった。
(アップしない日の4、5倍)
ああいうエッセイ形式のもののほうが、
確かに読み物としては
面白いのだろうなあ。
文章が異様に堅いのは仕様。
これでもがんばっているんだ。

……と言う感じで、
見事なまでのはまり具合。
入れるべきじゃなかったかもなあ。
まあ、うざったくなったら
解除して、写真は別の方法を探そう。



・ゲーム
DSの「サガ2秘宝伝説」購入。
久々にDSを起動。
すると充電が切れてないし、
時計も設定しなおす必要もなかったので
驚いた。
PSPだと年中だぞ。

人間とエスパーを、
それぞれ男女で4人パーティにした。
このキャラメイクがいきなり面白くて、
どのキャラクターにしようか、
かなり悩まされた。

ゲームの中身も、
ファンが多い名作なだけあって、
丁寧な印象のリメイク。
台詞が異様に古くさく、シンプルなので
もしかしたらそこまで手を入れてないのかも。

ストーリーの突き抜け方もすごい。
めちゃくちゃざっくりしている。
コミックボンボンの漫画を
読んでいるような気分になる。
この大ざっぱさが、
今のゲームにはなくなっちゃったよな。

でも、こういうゲームがやりたかったんです。


近頃の更新はすべてポメラで
打ち込んでいます。
行の勝手がちょっと違うので、
読みにくかったらごめんなさいね。
Commented by ryu at 2010-02-09 01:19 x
群馬のエル・フォルテ…。
家庭用洗剤というのも頷ける。キッチンで使うんですね。
Commented by nakayu1105 at 2010-02-10 21:57
ねーよwww
と思ったけど、条件は満たしてるな…いやまさか…

マジレスすると
その方は確かペルー人だったかと思います。
町にはペルーの方がとても多いので、
スペイン語をしゃべる人はほぼペルー人なのです。

でも、実はルチャをやっていて、料理が趣味…
なんてこともあるかもしれませんね。
by nakayu1105 | 2010-02-05 23:56 | Comments(2)

日頃あったことだとか、ゲームの感想だとか、そういうものを積み重ねていくブログです。 書いてる人/nky(ナカユウ・んきゅ)


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