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「nky全集」のすべて

またまた、先日の続き。
本日は「nky全集」の作品について
エピソードを交えながら語ろうと思う。

・初期
ポケモンが大ブームだったこともあり、
ポケモン関連の作品がとても多い。
余談ではあるが、
友人等の作品もほとんどがそうであった。

「プリンぼうけんき」

連載時期は小4。
記念すべき処女作。
コマ割りなどが適当で、
マンガとして
成立しているかどうかも怪しい。
また、吹き出しが小さく文字が読みにくい。

内容は、
「プリン3兄弟」と呼ばれる
「プリン」「ププリン」「プルン」という
3匹のプリンの絆を描くバトルマンガ。
青山剛昌の「YAIBA」と
スーファミの「マーヴェラス」の
影響を受けまくっていて、
宿敵として「マーヴェラス」
第3章に登場する
科学者・スミスが出てくる。
すべての登場人物が「スミスさん」と
なぜかさん付けで呼ぶのが面白い。
さらに必殺技の「スミスさん拳」にも
さんがついていて面白い。
主人公のプリンが「ピカプリン」という
ピカチュウとプリンを足した生命体に
進化するなど、
奇妙なオリジナリティが特徴。
なお、バトルはすべてビーム合戦のため
かなり単調。
一応完結している。

「カービィ伝説」
「星のカービィ」のカービィを主人公とした
バトルマンガ。
内容は、
相棒のニャン助、スピアと共に
仲間を殺した男に復讐する話だったが、
途中で打ち切りになった。
前作「プリンぼうけんき」の数百年後の話らしいが、
とくに関連らしい関連はない。

「Yとヒーくんの小ぼうけんき
 キュピイイン」

Yは本来、本名が入る。
連載時期は小5。
内容は、
「ポケットモンスター赤・緑」のマンガ。
主人公のYは、ポケモンマスターを目指して
相棒のヒトカゲ「ヒーくん」と共に旅立つ。
三部構成となっており、
第一部はゲームの内容をそのまま追いかける形。
ヒーくんはキレると目が輝き、
奇声とともに
どんな敵でも一撃で倒す。
この破天荒さがうけ、
クラスではそこそこの人気に。
友人たちのマンガで
ヒーくんが次々とゲスト出演するなど、
愛される存在となった。
また、ゴールデンボールブリッジの戦いで
負けたトレーナーが次々と投身自殺するなど、
謎すぎる展開が印象深い。

第二部は、
ポケモンマスターの夢をかなえつつも、
愛するヒーくんを失ったYと、
ロケット団との孤独な戦いを描く。
特にタマムシシティをかけた野球対決は
現在でも語りぐさとなっている。
主人公Yはこの第二部で
ピカチュウに変身できる能力を手に入れるため、
ポケモントレーナーとしての活躍は
ほぼ描かれていない。

第三部は、
「プリンぼうけんき」「カービィ伝説」と
クロスオーバーする形を取っている。

「ネ甲子園」
「ねこうしえん」と読む。
猫のユウが、猫の甲子園
「ネ甲子園」を目指す、
スポ恨野球マンガ。
前作での野球対決の人気を見て
いけると踏んだのか
初の完全オリジナル作品である。
ユウは「ドヘタ」と呼ばれるほどの
野球音痴だが、
最終的にはチームの大黒柱として
成長していく。

魔球を得るための武者修行の旅が
描かれた後、
いきなりネ甲子園終了後まで
時が飛んで完結。
旅の部分は、
かなり楽しんで書いた覚えがあるので
たぶんそれで満足してしまったのだろう。
なぜか警察官になろうとする話がある。
バイオハザードにはまっていたので、
その影響だろうか。


・中期
「ネ甲子園」で絵柄がある程度完成し、
ここから先はほとんど同じような画風である。
これを貫いたせいで、
絵の成長が止まってしまったのかもしれない。

「ウサ・ストリート」
連載時期は小6~中1。
人間の少年リュウは、
ひょんなことからウサギ人間の世界へと
迷い込んでしまう。
人間の世界に戻るために必要な
「伝説の宝玉」を求め、
ウサギ人間のウサゴと共に旅立つ。

よくある和製RPGを土台としつつも
コメディ色が強く、
nkyマンガの中では
一番の完成度を誇る作品。
とくに初期の四コマ形式は
起承転結がしっかりと
作られており、
ここだけは唯一、
今読んでも面白いと感じる。
どうやら四コママンガだけは
モノをもっていたようだ。

最終話を書いている途中で止まっている。
nkyマンガの中で、
唯一手書きのノベライズ編が存在する。
これもコメディ調で、
一部の友人らから人気があった。
小説は、これがルーツである。

なお、おまけマンガの
「大はめつスモッシュトリオ」は、
現在でも友人たちとの会話で頻出する。
名前だけ面白い。

「AOTH」
「アオス」と読む。
少年トオルが、
超能力少年のブレインと
出会うことにより始まる、
超能力バトルマンガ。

おまけコーナーに収録されている
「MOTHER2」と「マリオブラザーズ」
の四コマや、
ゲームブック
「ポケモンひねくれ編」のほうが面白い。

「レイヴのぱくりじゃん」
とDに言われ打ち切りに。
なお、ぱくりではない。

「ネ甲子園グライ!」
連載時期は中2、3。
「ネ甲子園」の続編。
ユウの息子ミルが、
亡き父の消息をたどって旅に出る。
ミルは野球嫌いという設定で
初期はほとんど野球と関連がないが、
父の手がかりをつかんでからは
旅先で野球を始め、
次第に才能を開花させていく。

最後の方に描いていただけあって、
キャラクターの表情がこなれている。
また、吹き出しも大きく読みやすい。
ある程度完成の域に達している感がある。
(ただ、それでもかなりへたくそである)

「MAJOR」に影響を受け、
ミルが初めて150キロを投げるシーンなどは
そこそこかっこよく描かれている。

大会4回戦の途中で放棄している。
演出に力を入れていると書いてあるのだが、
練習ばかりしていて
話がほとんど進んでいない。
確か構想があったのだが、
このペースでは23歳現在まで
書き続けていても無理だったろう。


・後期
ここから先は、
マンガ作品以外でも
「これは俺の全集に入っている」
というものも紹介する。

「N部屋」

ホームページ。
個人ホームページから始まり、
「芸夢の話をしよう」にインスパイヤされ、
いやパクってゲームサイトに。
MIDIという新たな創作方法を手に入れ、
終盤はMIDIサイトに。
ガードリーダー隊長、
いぬがみさん、
とろろ、りゅうさんなど
すばらしい友人と出会うことができた。

「N部屋てけとー劇場」
連載時期は高校2~3年。
シットコム「スピンシティ」に
影響を受けて制作した、
コメディ調情報コーナー。
ホームページの更新情報を
おもしろおかしく紹介している、
つもり。

さっき久々に読んでみたら、
当時のことがたくさん書いてあって
ちょっぴり鬱になった。
このコーナーは、いつかまたやりたい。
実は、まだヤフーで検索すれば読める。
「(ぉ」なんて書いたの、
これが最初で最後だろう。

「MORATRIUM」

小説。
連載時期は高校2~3年。
「RPGを進めるように読める小説を」と
一念発起して書き始めたファンタジー小説。

内容は、
村の少年リキュールが、
「神器」とよばれる、
邪神を封印した武具を巡る
騒乱に巻き込まれていく。
1000年の時空、
2つの世界をまたにかけた
壮大な冒険物語。

この作品はかなり設定を
作り込んでおり、
何冊かのノートにそれをまとめた上で、
おおまかなシナリオを全25話完結として
すでに書き上げている。
明らかに、書いている時間より
設定やシナリオを練っている時間の方が
長いだろう。
(特にシナリオは一昨年くらいまで練っていた)

そこそこ、面白くはなりそうだが、
これを書き上げるのには
1年や2年ではすまないだろう……という
恐怖がある。
それだったら、別の作品を作ろうと
お蔵入りにした。
途中までは一応書いているが、
この頃はジュニア小説しか
読んでいなかったので、
もったいぶった書き方が
読んでいて非常にイライラする。

ただ、設定やシナリオを練るおもしろさが
この作品でわかった。
後には繋がっている。

「私立ナントカ学園
 ナントカ研究部」

執筆時期は高校2年。
ファミリー系の四コママンガ。
人の目には触れていない。
内容は普通。
絵はだいぶがんばって書いている。
たぶん一番まともといえるだろう。

「真っ赤な日記帳」
ポケモン赤・緑の小説。
一昨年、mixiで連載していた。
内容は大したことはないが、
金・銀での
ゴールドvsグリーンを描いた
エピローグは、
「スト2N」を書こうと思う
きっかけとなった。

「金田少年の奇妙な冒険」

短編推理小説。
ひさびさに、
バカな話を書こうと考えて
さくっと書いた短編。
続編も考えたが、
この初代以上のものができなかったので
現在は封印している。
「推理の竜」など、
まだ面白くできるキャラクタはいるのだが。
ダッシュターボに掲載。

「ストリートファイター2N」
みんな、これの語りは
いいかげん飽きたろうから、
割愛。

「ジャグラーマスターK」
久しぶりのマンガ復帰作。
パチスロ「ジャグラー」のマンガ。
うんこサラリーマンのケンジの前に、
ジャグラーを極めた男、Kが現れる。

「ペカリのイブキ」
「ベルのジャック」など
個性的なライバルと戦ううち、
必殺技「ネジリ」を身につけたKは
世界征服をもくろむ組織「キタレン」との
スロットバトルに身を投じてゆく……。

という、うけねらいで書いたギャグマンガ。
Kのモデルはジャグラー好きのD先生である。
二時間くらいで、
一気に書いた割には
身内の評判は上々。

以上。
書いていて、
自分でもびっくりするほど長かった。

しかも、まだ終わっていない。
今作っている作品も、
やはりこの「全集」の一部である。

ひとついえるのが、
少しずつでも、進歩は感じているということ。
だからこそ、まだ続けているのだろう。

最後まで読んでもらえて、感謝。
Commented by ryu at 2010-04-20 11:58 x
nky全集の振り返り、最高でした。
試験前に携帯で読んでいましたが、笑いをこらえるのが大変で…w
4コマ漫画の新作、いつかHPにうpしてください!
Commented by nakayu1105 at 2010-04-20 19:19
ありがとうございます。
りゅうさんに知ってもらえてうれしいですね。
後期の作品は、りゅうさんの知るものも
多かったのではないでしょうか。
でも、どこで笑ったのかしら・・・。

マンガはもう描いてませんが、
今後も面白い作品が作れるように頑張ります。
by nakayu1105 | 2010-04-11 21:42 | Comments(2)

日頃あったことだとか、ゲームの感想だとか、そういうものを積み重ねていくブログです。 書いてる人/nky(ナカユウ・んきゅ)


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