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「泣きてぇ」からこそ、安心を

テメエの生き方を誰かと比べて、
ダメな奴だと泣くんじゃねぇッ!

「PAPUWA」/柴田亜美


先日の続き。
「南国少年パプワくん」の続編
「PAPUWA」の第4巻。

コタローの暴走をただ見ているしかなかった
赤の番人・リキッドは
あまりのふがいなさに、涙を流す。

「隊長、俺ェ……
 特戦部隊で一番ダメな下っ端で……
 この島守るって役目ができたのに
 ガキひとりすら守れなかった……
 いつまでたっても
 ダメな奴のままッスね」


元上司のハーレムは
たばこをふかしながら
遠い眼をして言った。

「……阿呆ンだら
 いつか完璧になる大人(ヤロー)なんて
 いねえんだよ!」


「泣きてぇことばかり」の大人。
ハーレムの言葉は、
ある意味絶望でもある。
完璧になることはできない。
だから、耐え続けるのである。
(永遠の二十歳であるリキッドは
 このシーンで号泣しているが、
 こういう行動が取れる大人はまれだと思う。
 前回書いたように、
 リキッドも既に大切な何かを
 取り戻しているのだろう)

しかし、救いでもある。
ふつう、誰もたどり着けないのである。
だから、「泣きてぇことばかり」の人生を
耐えることは、ふつうなのである。
もう、それはそれで、
そのままでいてもいいということなのだ。
その道が真実なのだということなのだ。

nkyです。
だからこそ、
もっと安心していいのではなかろうか。
なんてな。


・事故
通勤時、前の車の様子がどうもおかしい。
よく見るとゴミがトランクに
敷き詰められている。
「あぶねぇなあ、距離置いて走ろう」
と注意はしていたものの、
T字路を右折したところで、
前の車が突然停車。
その先には線路があったので、
その為に止まったのかなぁと思い、
後ろにつけて停車したところで
なぜか光った、バックランプ。
「ちょっwwおまwwww」と思ったのもつかの間、
ものすごい勢いでバック走行を始め……
もちろん、そのままドゴンッ!

昨年バスにぶつけられたトラウマから
まだ立ち直っていないというのに、
また事故りました。
というか、またぶつけられました。
どうやらT字路の突き当たりにある
ゴミ捨て場に付けようとしていたご様子。
なぜバックミラーが見えないという状況で
そんなテクニカルな判断をしてしまったのか
とても不思議である。

もちろん10:0で修理してもらうことには
なったものの……
避ける手段はいくらでもあった。
まあ、無茶にバックなんかしていたら
今度は俺が別の車にぶつけてしまう
可能性があったから、
停車していたのはある意味正解だったとは思うが、
せめてプーっと鳴らすくらいはできたはずだ。

ああいう場面になると
パニクって、なにもできなくなるんだなぁと
実感した。
あと、最後の方間違いなく諦めてしまった。
「あ、無理だわこれ……」
と、考えてしまった。
これが問題。
最善を尽くせなかったので悔いが残ってしまった。
だから「なんでこんな思いしなきゃならんのだ」という、
メンタル的なダメージがことのほか大きい。

ちなみに規模は大したことないので、
週末に車屋に行ってちょちょいと
直してもらう予定。

イライラはしたし、
ここにも文句を書いてしまったが、
事故を起こした人には
嫌みなどはなにも言わないように努めた。
友人が当たり屋にぶつけられ、
罵詈雑言を吐かれた時のことを思い出したからだ。
人間の本性が出る場面だと思う。
だからこそ我慢した。


・飲みにケーションについて
うちの会社は飲み会が極端に少ないのだが、
先日、入ってから四度目の飲み会が開かれた。
今回は偉い役員さんなども一緒で、
いいところを貸し切って
バーベキューをやった。

帰りに代行などを頼むのが
めんどくさいので、
今まで会社の集まりで
飲んだことはなかったのだが、
ビールの味がようやくわかってきたので
初めて飲んでみた。
すると、おもしろいくらいに
人間関係のいろいろなゴチャゴチャが
するするとほどけていったのであった。
みんな気が大きくなって、
ちょっとくらいのことは気にせず、
楽しく話しかけてきてくれるのだ。

役員さんなんて、
たぶん俺の名前すら知らなかっただろうに、
「nky!おまえ最初に歌え!」
と、カラオケの機材を手渡してくれた。

うーん、こういうことだったのかと
改めて関心した。
酒の持つ力はスゴイ。
というかどう考えても気づくのが遅すぎだ。
今度からはちゃんと飲もうと思う。
専門の頃は、悪のりする年上がいっぱいいたので
なんも楽しくなかったけれど、
(一度死にかけた)
こういうのは悪くないなぁ。


・スターオーシャンFD
本編よりアイテムクリエーションと
プライベートアクションの方が
オモシロいという状態。
そのせいで中盤で止まっている。
そのくせ主人公はもう
最強クラスの武具を装備していたりして、
(頑張れば作れちゃうので)
完全にゲームバランスが崩壊している。
でも、面白いと言い切れる。
僕のラティ(主人公)は、
町の住民ならまだしも仲間からも物は盗むわ、
いろいろ偽造するわで
立派な犯罪者です。
あと主題歌がいいんだよね。
起動する度に聞いている。
こんなの久しぶりだぞ。

PSP版の2をやろうかどうか迷っている。
PS版は、自分の中では
テイルズオブデスティニー2と双璧をなす名作で、
関連作品を買いあさるほどハマり込んだ。
しかしリメイク版は
通常攻撃が3回だったり、声優が変わっていたりで
そのノスタルジーをぶちこわしにしてしまう
可能性がある。
(キャラゲーなのに声優変えるなんて!)
グラフィックがほぼそのままなのもマイナス。
ちょこちょこ変えるくらいなら
キッチリ作り直して欲しかった。
せめてキャラ絵とドット絵が
明らかに違う人なプリシスとノエルくらいは……

とかいってまあ、やるんだろうけどね。


これ↑を書いた二日後に
一気に進めてクリアしました。
ラストの超展開&投げやりっぷりには
ちょっと笑ってしまったが、
やりこみRPGとしてはほぼ満点。



・宮沢賢治
近頃、宮沢賢治作品をよく読んでいる。
宮沢賢治のスゴいところは、
「よくわからないところ」であると思う。
ときに不気味、ときに笑え、ときに異常。
常識を軽々しく飛び越えていて
最後まで振り切れている感じなのだ。
でも、どこかで現実に戻る余地を
残しておいてくれる。
だからただの「ヘンな話」で終わっておらず、
今現在でも名作として読みつがれているのだろう。
全集を集めようか検討中。

この戻ってこられる奇妙さ、いいよなぁ。
一応、ダッシュターボにあるショートショートは、
こういう雰囲気を目指して書いていた感じです。
(ただ、宮沢賢治のマネをしていたわけではない)
ただ人を驚かせる、
ただ人を泣かせる、
ただ人を笑わせる。
それだけでもいいと思う。
でも、ふれるだけで、よくはわからないけれど、
圧倒的な別の世界に導くような作品を
書いてみたいと思う。

そういう意味では、
作品を作る上での
独りよがりさみたいなものは
残しておくべきだとも感じる。
周りに合わせて、小さくまとまった時点で
その世界は消えてしまう。
by nakayu1105 | 2010-09-04 23:24 | Comments(0)

日頃あったことだとか、ゲームの感想だとか、そういうものを積み重ねていくブログです。 書いてる人/nky(ナカユウ・んきゅ)


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