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伝えたいことなんて

このブログにはいつだって、
自分の考えていることや
その時の気持ちを
他人に伝えようと、そして
自分に言い聞かせるようにして
書いている。

しかし近頃は読み返すたびに思う。
「これは、手段を変えて
 同じことを繰り返し書いているだけだ」

そんなことを考えていたら、
ただでさえ遅い
ブログの更新が、また遅くなった。

理由ははっきりしている。
24歳という年齢に達して、
自分の人間性というものが
ほぼ固まってきてしまったのだろう。
(客観的に見てもろくなもんじゃないが)

今までもそうだったが、
これからの俺は、
より一層他人の言うことを聞かず、
自分の考える「正義」に即した行動をとり続ける。
それが他人にとって
どんなにばからしいことでも、
時には悪いことであっても。

それを指摘されても、
たぶんもう、直らない。
(というよりも、直そうともしない)
じゃあこのブログはどうするんだ? って話になる。
日記というか、メモがわりというか……
それに加えて、たまに
「表現を変えた自分の正義」を
書き連ねるような場所になるんじゃないかなあ。

nkyです。
「ってそれ、今までと一緒じゃねーか」
ってつっこみはなしよ。
ただ、自分にとってこのブログの役割がまた、
失われつつある気がするのは確かだ。

本当は、思っていることは
全部作品にぶつけているんです。
読み手に興味がなかったり、
俺自身の力量が足りなかったりして
それが伝わらないとき、
このブログや、
ツイッターの力を借りようと思います。
それをどう受け止めるのか、
そもそも、受け止めようとするかについては、
これを読んでくれている
すてきでクールなみなさまの自由です。
ただ、これだけはわかりやすい言葉にして
伝えておきたい。
「いつも、ありがとう。本当に、ありがとう。」

・本
「フェレット物語」シリーズ
(リチャード・バック著)
3、4、5を一気に読破。
思った通り、自分の読書歴のなかでも
最高のシリーズになりました。

どのシリーズでも共通していたのが、
フェレットたちが持つ独特の正義だ。
なんというか、彼らは全員が良心の塊であり、
互いを尊重しあえる、
すべてが理想的なヤツらなのだ。
でも、それなりに悩むし、
絶望もするし、悲しみもする。
それでも、周りが周りを良くしようと
最大限に努力し続ける。
全員が自分への覚悟を持っている。
羨望があっても、嫉妬はしない。
どうして、わざわざフェレットを擬人化して
この物語を描いたのか。
その答えはまさにここの違いである。
人間からすれば、
いびつな世界もいいところかもしれないが、
この世界のここちよさが、
ひたすらに「理想だ」と言い続けてきた理由のひとつだ。

しかし、この根底は最終巻である
「名探偵の大発見」の中盤、
哲学フェレット・アヴェドイのビジョンを
主人公のシャムロックが見るシーンで見事に覆される。
フェレットの正義は、
おぞましい歴史が生み出した産物だったのだ。

リチャード・バックがなにを言いたいのかも、
ようやくここでわかった。
思うに、ここに登場するフェレットたちは、
ただの理想ではなく、
人間の希望の形のひとつなのだ。

もちろん希望は希望であって、
簡単に叶うものではなくて、
やっぱり、理想なのである。
それでも、そうであってほしいという
究極の形を、作者は描きたかったのかもしれない。
「よりよいものを繋げていく」という点は
「かもめのジョナサン」のラストシーンを彷彿とさせる。

作風は驚くほど違うが、中身は一緒なのだ。
この事実がとてもうれしくて、涙が出た。

他人に勧められる類の作品ではないので、
この辺にしておくけれど、
本当にすばらしいものだった。
こういう作品を書ける人間になりたい。

・ゲーム
「聖剣伝説DS チルドレン・オブ・マナ」
クリア。
聖剣伝説は大好きなシリーズだが
はっきり言って3以降の作品は
一度も期待に答えてくれていない。
今回、これを買ったのも
ボス戦の「試練」という曲を偶然聞いて、
すごくいい曲だったから
「いい噂は聞かないけど、まあやってみるか」
程度にである。

中身は……思っていたよりはよかった。
音楽、グラフィック、戦闘システムもなかなかのもの。
スーファミ時代を思い出しながらプレーした。
ただ、ほかはヒドい。
なぜかローグライク風なダンジョンと
中身すかすかのシナリオ。
極めつけがボスの異様なまでの弱さだ。
せっかく流れた「試練」も、
イトケン作曲のラスボス戦も、
30秒で終わってしまっては楽しみようがない。

まあ、これはこれでいいんじゃないの
とはなんとか思える。
思えるけれど「聖剣伝説」というタイトルに
期待して買った人の何パーセントが、
いったいこれに満足できただろうか?
ほかに出たタイトルも見事に全部コケたので
(とくにナンバリングが一番の駄作とはお粗末な話)
もう今後新作は出ないだろうが、大丈夫。
全盛期の聖剣を昇華させたゲームがやりたいなら、
迷わず「イース7」をやればいい。
あれが僕の「聖剣4」です。

それにしてもグランディアといい、聖剣といい、
天外魔境といい。
大作がどんどん自滅していくなあ。
MOTHERが有終の美を飾れたのがせめてもの救い。
っていつの話してんだおれ。

現在は「ソラトロボ それからCODAへ」
をプレー中。
こちらは評判とは裏腹に、かなりの力作。
キャラデザの好みもあって夢中になってます。
「テイルコンチェルト」のキャラが
ぐいぐい出てくるのが面白い。
ファンサービスというよりは、
明らかにスタッフの思い入れだよなあ、コレ。
レッドとワッフル、シアンの絡みはちょっと笑えた。
やってるうちにお話が
かなりの大スケールになってきたので
続編やスピンオフは期待できないか?
ともかくクリアまで楽しもう。
こういう「擬人化ケモノ」の物語って、
あるようでないのよね。

・ダッシュターボ
「ユージュアル・クエスト」更新。
(#32、33)
なんの因果か、こちらのタイトルも「聖剣伝説」。
もちろんリスペクトを込めてつけていますが、
この話を考えたのはかなり前だったりする。
またまたおバカな話ですが、
「これがユージュアル」と言ってくれる人もいるので、
これでいいのかな。

件の小説は一稿が完成。
友人らからはまあまあの評判でべネ(よし)。
これで満足せずに改善しつつ、
ユージュアルも続けます。

諦めずに続けるのは大変だから、
続けながら、諦めない。
もうすこし、愚直でいよう。
Commented by ふき at 2011-06-29 21:23 x
書きたいときに書きたいことを書けばそれで良いと思うよ。
同じことでもいい。俺は変わらずやってるよ!っていう生存報告とも受け取れるし。
Commented by nakayu1105 at 2011-07-12 06:14
うん、そうかもしんない。
というより、今までもそうやって使ってきたのだから、
突然変わるなんてこともないよね。
by nakayu1105 | 2011-06-27 01:57 | Comments(2)

日頃あったことだとか、ゲームの感想だとか、そういうものを積み重ねていくブログです。 書いてる人/nky(ナカユウ・んきゅ)


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