フレンズ コンプリートブルーレイBOX
2012年 12月 19日
仕事後のただひとつの希望と言ってもいいくらいの中毒である。
そんなこんなで「フレンズ」のことについて調べたら、
11月にブルーレイボックス出ていた。
「でも、DVDがあるしな」とスルーしようと思っていたのだが、
未公開シーンの追加、
NG集を含む8時間以上の映像特典付きと聞いてちょっとぐらつく。
いやいや、でもDVD全巻があるんだ、
どうせ昔の作品の映像なんてブルーレイになっても大したことないし、
内容は全部見られるんだぞとなんとか振り切ろうとしたのだが、
アマゾンレビューにて、
「フレンズは元々ビスタサイズのフィルムで撮影されていたので、
今回のブルーレイ版だとテレビ放送や
DVDでは見切れていた部分が見えるようになる」
と書いてあるのを見て、
チャンドラーのようにグワンと首が返る。
今まで見ていたものは、画面の端を切ったものだったのだ。
だからなんだという人もいるだろう。
しかし、少なくとも僕にとってそれは、
購入に値するだけの大きなポイントだった。
ということで早速アマゾンで注文、
3日ほどで届く。便利な時代になったものだ。
ついでにオフィシャル・ガイドも買ってしまったのだが、
確かにこちらに載っている劇中写真を見ると、
ビスタサイズになっている。
僕は今まで知らなかったので助かったが、
この事実を知っていたファン達は、
今回のブルーレイ版をどれだけ待ち望んでいたのだろう。
さっそく家で上映して、違いを比べてみた。
映像。メチャクチャきれいになっている。
ただ現在の映画なんかと比べられると困る。
いわゆるデジタル・リマスターというやつで
1990年代の映像とは思えないくらいにはきれいになっている。
音。だいぶクリアに。
詳しいことは知らないが
英語版は5.1chに対応しているそうだ。
そして今回のキモである、画面サイズ……。
こちらは見てもらった方が早いだろう。
同じシーンを並べてみた。
環境の違いで多少写真に差があることを断っておきたい。
ブルーレイ版に見えるもやは、テレビの反射である。
チャンドラーとモニカが目を合わせているシーンでは、
右にいるロスの後頭部まで見えるようになっている。
本を読んでいるジョーイとチャンドラーのシーンは、
ソファ全体が写るように。
もう、おおげさに手を広げて「ワーオ」だ。
これぞまさに完全版である。
映像特典は、制作者のインタビュー、
フレンズメンバーが他番組に出た際の映像、
NG集などなど。
この物語がどれだけ考えて作られているのか
よくわかる内容になっていた。
(どうやって企画されたのかとか、
キャストはフィービー役のリサ・クドローが最初に決まったとか、
モニカ役のコートニー・コックスには
当初レイチェル役でオファーを出したけど断られたとか)
これで値段が2万を切っているのだから驚き。
全236話がたった1万8千円だ。あまりにも安すぎる。
DVD版には3万以上は出したはずだ。
これからフレンズにさわってみたい人、
まとめてみたことがない人、
テレビがつまらんとなげいてる人。
これは、買いだよ。
僕はもう、大満足である。