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侍道3

「侍道3」をクリア。
「侍道」は大好きなシリーズのひとつだ。
特に初代「侍」は対戦モードがメチャクチャ面白く、
友人らと空中コンボをいくつも開発した。

またシステム、ストーリー(とくにベストエンディング)も秀逸だった。
「2」も初代には及ばないものの、
現在に至るシリーズ化の基礎を築いた名作である。
だからこそPS3で「3」が出た際には、
「なぜPS2で出さない!?」と憤慨し、
けっきょく「初代が最高っしょ」などと言い訳をしているうちに
熱意が消えてしまっていた。

年末、兄がこれを「貸してやるよ」と持ってきた。
とうとうやってきた機会。
正直、興味はなくなっていた。
「侍は、2でシステムが変わったから別にいいかな……」と渋っていると
「お前それ空中コンボとブロッキングだろ。できるぞ」と兄。
ほんとかよ、とやってみると、システム周りが完全に初代に戻っていた。
こうして僕は「侍道」の世界にに再びのめり込んでいったのである。

「三勢力に分かれている」
「侍がどうするかは完全に自由」
「選択肢や行動で異なるエンディングを迎える」
「侍っぽい行動を取ると評価が高くなる」
等、
根幹はそのまま。
ただ「3」では特定のイベントを進めないと
エンディングに進まないようになっていた。
イベントが起こる場所は「小さな予感」と明記されているので
そこに行かなければ話は進まない。
延々と刀を鍛えたり技を増やしたりする作業に没頭できるようになっていた。
また、今作では死んでも最初からやりなおしになるだけで
ペナルティは一切ないので好きなだけやり直せる。
さらに技を自由に組めるオリジナルの刀を作れるらしいが、格闘ゲームと同じで
「侍道」シリーズはその刀にどんな特徴があって、
どういう攻め方ができるのかを考えるのが楽しいので
今回はノータッチである。

なんとなく倒すべき一番の悪者っぽいのがいるのも同様。
ただ、うまく立ち回らないと戦う機会にすら恵まれない。
憎たらしいボスを倒すには、いくつか方法があるが
ただ勝つだけではきちんとしたエンディングを見ることができない。
いわゆるベストエンドを見るには、
三勢力に散らばった人材を協力させる必要がある。
「ここでアイツに話しかけてイベントを起こそう」とか
「もっと好感度を上げてみるか」とか
色々と試行錯誤するわけである。
これが面白い。

ただ、イベント戦の敵は強いので結局刀を強くしないとまともに遊べない。
序盤はとにかくいい刀を見繕って強化しまくる作業だ。

今回、刀を集める上で楽だったのが、
イベントの途中で抜刀できる「いきなり沙汰」システム。
欲しい刀を持つ相手がいるイベントでこれを起こし、戦闘に発展させて奪う。
もちろんストーリーは破綻するがやりなおせばいい。
このシステムの導入は大きい。
おかげであまりストレスなく周回プレーできた。
ちなみに刀を抜くほかに、土下座することもできる。
こちらも、大抵ストーリーが破綻する。
別のイベントを引き起こすこともあるが、
正直使わないほうが無難な印象だった。

また、ブロッキング(見切り)のシステムが復活したのは嬉しかった。
相手の大技を全部ブロックして、
打ち上げ技からケリで位置を調整して、大技を叩き込む。
ああ懐かしい。初代の空中コンボだ。

10週くらい遊んで(1週は時間をかけても2時間以内に終わる)
なんとなく、エンディングへの道筋が見えてくる。
また、同時に鍛えていた刀の質ゲージ(たまると折れる)が無限になる。
これで手軽に相手の刀を折ることができるようになった。
(質ゲージのかけひきもまた、楽しいのだが)
折れた刀はどんな強いものでもダメージが極端に減る上、
防御すらできなくなるので事実上勝ちが確定する。
時は来た、ということでさっそくベストエンドにチャレンジ。

2時間ほどで、僕の侍は三勢力の協力を得て、
最後のボスを倒すことができた。
初代のように何も言わずに立ち去らないところは気に入らなかったが
ぶじベストエンドと判断された。

質ゲージが無限になってからは回復アイテムすら使わず、
ひたすら刀に負担を与える攻撃を連発し、
相手の刀をへし折り、好きに料理する。
まったく「侍」らしからぬやり方だったが、非常に面白かった。

「侍道」は既に「4」が出ている、
機会があればプレーしたい。


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by nakayu1105 | 2013-02-05 20:45 | ゲーム | Comments(0)

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