クロックタワー ゴーストヘッド
2013年 02月 06日
このシリーズのプレイ経験はないに等しい。
Dさんが昔やっていた「2」のシザーマンを見て
トラウマになったくらいだろうか。
どうしてやる気になったのかと言うと、
リンク先、フォロワーのなぁちゃん先生が愛してやまないゲームなので、
「そんなおもれーのか」と興味が沸いたのだ。
「クロックタワー」というと、
とにかく敵から逃げて隠れろ!というイメージが強いが
「ゴーストヘッド」は主人公が二重人格で、
男人格「翔」の時は重火器で相手を攻撃できる。
固定カメラといい、歩いている時の音といい、
そしてこの銃での攻撃といい、謎解きといい……
ぱっと見は完全に舞台を日本にした初期の「バイオ」である。
しかし追跡者はひるみはしても死んだりはしない。
しばらく時間がたつと急に現れて襲ってくるのだ。
1面の少女の笑い声があまりにも強烈で、
無音→「キャハハハ!」→ドアがバーン!
というコンボに何度もビクつかされる。
つかまった場合はボタンを連打しないとゲームオーバー。
手が疲れる。
2、3面ではゾンビが出てくる。
もう完全にバイオだが気にしない。
3面では般若の面をつけた男がでかいナタを引きずって追ってくる。
ナタの音が怖い。
それにしてもやはりバイオのトラウマか、
荒いポリゴンと少し質の悪い音声が怖さを引きたてている。
「バイオ6」をやっていて何か足りないと思っていたが、
この雰囲気だ。
プレーを中断するくらい怖かった。
謎ときには二重人格の主人公をうまく使う。
女人格「優」でないとストーリーがきちんと進まないので、
基本的には優で進めなければいけないのだが、
やはり相手を倒すためには翔の力が必要だ。
しかし、翔を呼ぶには
アイテム「ミコシサマ」をどこかに置いておき、
一度敵に襲われなければならない。
また、翔が優に戻るためには「ミコシサマ」の回収が必要なので
いつでも変わったり戻ったりできるように置く場所を考える必要がある。
また「ミコシサマ」をもっていない状態の優でイベントを起こさないと
進まない、なんてパターンもあり、かなり複雑である。
はっきり言ってメチャクチャ難しい。
もう手をかえ品をかえトライアンドエラーである。
また、セーブがどこでも可能なため
バッドエンドルート確定の状態でセーブすると
いわゆる「詰み」に陥るので
かなり注意しながらセーブして進めていかなければならなかった。
そんな具合に苦戦したが、なんとかクリアできた。
システム周りはちょっと残念だが、ストーリーは面白く
終盤は一気に引き込まれた。
ただ、翔と優の二重人格については明確な答えが用意されていなかった。
優は双子の片割れだった、という設定が最後に出てきたので
要するに翔は見捨てられたほうの人格なのだろうか。
この辺りの謎は敢えて残されている感じもする。
ちなみに声優がけっこう豪華で、
翔の声は瀧本富士子さんが当てている。
瀧本さんといえば「魔方陣グルグル」のニケとか
「グランディア」のジャスティンとか(このイメージが一番強い)
「ダイガンダー」のアキラとか、
元気な少年役が多いので、
残虐で俺様な翔の声は聞いていてかなり新鮮だった。
ナタを持った追跡者の声は大塚明夫だ。
「全ての人間に死を……」
スネークがこんなことを言い出したら怖い。
ゴーストヘッドクリアおめでとうございます~!
まさかこのゲームを遊んでくれるとは…実に嬉しい!50円やろう!
後半は消火器までのマラソンゲーにもなったりするけど、
このゲーム自体は翔の正体が明かされてないからいくらでも考察出来て、
ある意味、永久的に楽しめるのよね。
バイオと同時期に発売されたから色々似通ってるよね。笑
何にしても、お疲れ様でした!
次はクロックタワー3をやるがよいぞ。
でも50円じゃ済まない程度には怖かったぞ、なぁちゃん。
>消化器
終盤、翔だとゲームオーバーになる場面に進む時、
突然廊下に出てくるゾンビには殺意が沸いた。
せめてもう少し回避ポイントを多くしてほしかったなあ。
>翔の謎
いろんな考察があるみたいだね。
でもやっぱり優(凛)の双子のお兄さんかお姉さんだと思うな。
「そんなに怖がるな」という台詞がすごく引っかかる。
クロックタワー3も割と評判がいいみたいなので、
機会があればチャレンジします。