爆走兄弟レッツ&ゴー!! エターナルウィングス
2013年 03月 12日
「レッツ&ゴー」は大好きな作品で、
このゲームについてもかなりの名作であるという噂を聞いていた。
現に今現在でも3000円前後で取引されている。
この価格帯のゲームは「弾数が少ない」「面白い」
「動画サイトなどで話題になった」のどれかだ。
前々から「プレミア化する前に買おう」くらいの気持ちで探していたのだが、
意外なことにすぐ近くのショップに1000円で売っていた。
ただし、十数本のゲームと一緒に、である。
完全にファンを狙い撃ちにした「抱き合わせ」だ。
ただし、どちらかというと在庫処理のためにごっちゃに入れた感じで、
価格を考えるとどうやらゲームそのものの価値はわかっていないらしい。
パッと見てみると
「ゼロ・ディバイド2」「ザ・コンビニ」「ワールドスタジアム4」など
持っている上、充分やりこんだゲームがいくらか入っていた。
でも、発売当初から気になっていて結局やっていない
「ビブリボン」も入っているし、
なにより「エターナルウィングス」がたった1000円で手に入るチャンスは
今後ないかもしれない。
そういうわけで、買ってしまった。
もうこれは名作だと確信している。
オリジナル主人公を含む登場人物たちが、
ボルゾイ(MAX編の悪者)主催の
個人戦をトーナメントで戦っていくという内容なのだが、
このストーリーが登場人物20数人分きちんと用意されているのだ。
おそらくリアルタイムでやっていた人たちは歓喜したことだろうと思う。
僕もこれはもっと早くプレーしたかった。
発売したのが「MAX」編の中盤だったようで
一文字豪樹のマシンが「マックスブレイカー」だったり
「ディオマース・ネロ」が登場しなかったりと
不満点もあるが、
「WGP」編は終了後ということで主要人物はだいたい出てくる。
烈VS豪、豪樹VS烈矢の兄弟対決や、
ミハエルVS豪のWGPファイナルのリベンジマッチなど
「やって当然だよな」というカードから、
ほとんど絡みのなかったキャラ同士の意外な対決まで用意されており、
「わかってる」感が素晴らしい。
○ボタンで必殺技が出て笑えるが、使いすぎるとバッテリーが切れる。
マグナム系はもちろん飛ぶ。
ぶつかっても減速しにくいパーツさえ揃えれば
ほぼ負けないという非常に粗い作りだが、
キャラゲーであることを考えれば充分である。
というか正直「レッツ&ゴー」のゲームの中ではまともなバランスだ。
また、セーブ画面で放置しているとヒロインが怒ったり、
ゲームをやめると現在進行中のキャラのコメントが聞けたりと
細かいところまで非常によく作りこまれている。
さらにオープニング、エンディングではアニメ版キャストによる
ゲーム専用のムービーが入っており、
なんとクリア後のエンディングCGも
キャラクターごとに数種類ずつ用意されている。
もうここまで来るとレース部分はもはやオマケ程度にしか感じない。
キャラゲーのお手本みたいなゲームである。
極めつけがこれ。
一部で高い人気を誇るキャラクターだ。
彼女は本編中には登場しないのだが存在感がすごい。
正直これには異常な何かを感じた。
ともあれ、久々に熱が復活しそうな程度には楽しめた。
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中古でもPS1のソフトはもうかなり少ないんだねえ。
PS1はだいぶ減ってきたね。これからはPS2でもプレミアソフトがどんどん生まれてきそうで怖いぜ。