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なにかのために

10代の終わり頃からこのブログに明記するようになったように、
僕はこれまで「自分の魂を満足させる」ことを信条として生きてきた。
小説やらブログやら音楽やら仕事やら、僕が行っているチャレンジは
ほぼ全てがそのためのステップと言ってもいいだろう。
「ああ、よかったな」と心から満足して生を全うすることこそが
人間の幸せってやつであろう、と思っていた。

しかし、ここ2年くらいでその信条が少しずつ揺らいでいる。
特定の人々との関わりがそうさせているのである。

この世界には本当に色んな人がいて、
中には「積極的に他人や地域のために貢献しよう、世界をできる限りよくしよう」
考えている方々がいる。
彼ら彼女らは自分の時間をすり減らし、
地域や他人のために行動している。

最初、僕にはあまり理解できなかった。
「それはそれでいい事だろうけれど、
 自分の満足にするとしては少し遠回りすぎやしないか、
 もし自分を満足させるという前提があるとするのならば
 正直でなく偽善的で、逃げていやしないか」

誠に失礼ながら考えていたのである。

だが、そうではないのである。
彼ら彼女らはその行動そのものを「過程」として認識し、
「最終的に、少しくらいよくなってくれればいい、
 自分はその中のひとつの流れでいい」
くらいに考えているようなのだ。
もう、これが衝撃的でしょうがなかった。
これが、たったひとり、ふたりだったらなんとも思わないのだが、
僕が関わっただけでもそんな人が50、60人以上いるのである。
それだけ似た考え方の人とやりとりしていれば、
ひとりの独善的な考えなど嫌でも揺らぐ。

20代の大半を自分のために使ってきた僕にはもはや、
理解はできても自分の根幹までは変えられないだろう。
このまま変わらず続けていくのだと思う。

でも、そういう考え方もあるんだなと思うと同時に、
この考えを少しばかり頂いて、
「他人」に向けて、何かやってみようか。
今はそう思うようになった。

良きにしろ悪きにしろ、
僕なりに、そういうことができるタイミングが今来ている。
そんな気がするのだ。
by nakayu1105 | 2013-12-07 02:36 | Comments(0)

日頃あったことだとか、ゲームの感想だとか、そういうものを積み重ねていくブログです。 書いてる人/nky(ナカユウ・んきゅ)


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