ナルティメットストームジェネレーション
2014年 02月 11日
年末に書くのをすっかり忘れてしまったのだが、
昨年見た映画の中で、一番泣いた回数が多かったのは
同昨の劇場版「ロードトゥニンジャ」である。
主人公のナルトの両親、ミナトとクシナの最期にまつわる話が
重要な場面として挿入されているのだが、
これが涙なしでは見られない名エピソードで
「大した奴だ(笑)」とちょっと小馬鹿にしていた同作への印象を
大きく変えるきっかけになった。
そんなワケで、その「NARUTO」のキャラゲーである。
1,000円ちょいと妙に安かったので購入した。
まず驚いたのが、キャラ別のストーリーに
数分の新作アニメが付いていること。
ほとんど放送されているものを変わらないクオリティで、
ナルトとサスケの二人のアニメに至っては、
ゲームのオマケとするにはもったいないほどの質の高さであった。
ゲーム部分は、「ドラゴンボールZスパーキング」のような
3D空間を縦横無尽に駆け回って戦う対戦アクション。
もうこれが現代のアクションゲームのスタンダードなのだろう。
○ボタンを連打するだけである程度のコンボが勝手に出るようになっており、
非常にとっつきやすい。
また、アニメからそのまま抜け出してきたかのようなポリゴンキャラがぬるぬる動く。
この部分はどんどん進化しているように思える。
必殺技も△と○の組み合わせだけで出てしまう。
この映像もよく出来ている。新しいものが出る度に驚いてしまった。
対戦ツールとしては、完全回避ができる身代わりの術をどのタイミングで使い
相手のコンボを止めるかが鍵になってきそうだが、
基本的にポンポン消えてばかりなので、人とやって面白いかどうかはわからない。
肝心の内容は、いわゆる紙芝居進行で進むストーリーモードと
オンラインを含む対戦モード、
カスタマイズした身代わりや忍具を使えるようにするショップなど
キャラゲーの基本は抑えている。
ストーリーはナルト、サスケはもちろん
カカシ、自来也、イタチなどにスポットを当てた11シナリオ。
個人的には桃地再不斬(ザブザ)のストーリーがあることに驚いた。
また、ミナトのシナリオもしっかり用意されていた。
このミナトが動かしたくて買ったようなものだったので、安心した。
戦闘キャラは67人。
これだけの長期連載ともなるとキャラ数も相当多い。
ナルト、サスケのふたりは少年編と青年編を合わせて6キャラ分くらい用意されている。
次々に新しい必殺技を覚えているので、作るほうも大変そうだ。
5時間程度で全てのキャラを解放して満足。
ストーリーモードを追いながら、長い長い「NARUTO」の物語を堪能できた。