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がんばれゴエモン 東海道中大江戸天狗り返しの巻

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「がんばれゴエモン 東海道中大江戸天狗り返しの巻」(NDS)をクリア。
同シリーズの現最新作にして最終作である。

「ゴエモン」シリーズのプレーは初代「からくり道中」(FC)に始まり、
スーファミの四部作まではキチ○イのようにやりまくった。
特に「ゆき姫救出絵巻」(SFC)は
アクションゲームの中でもトップテンに入るほど好きな作品だ。

一時代を築いた傑作シリーズのはずなのだが、
どうしてかこの「大江戸天狗り返しの巻」を最後に
新作が発売されていないゴエモン。
「もしかして、これが大コケしたのかな?」と思い
特にプレーしていなかったのだが、安かったので購入した。

やってみてビックリ。
浮世絵調のアクションステージ、
過去作のオイシイ所だけ抜き出したBGM、
タッチを使った独特な謎解き。
驚くほどの傑作であった。
後期でだんだんと増えていったSF要素は
ゴエモンインパクト関連くらいのもので
敵も大体が妖怪やら各地の名産物やら。
個人的には体力がハート5つで統一されていたのが一番よかった。
スーファミ後期からは長いステージの謎解きを
腰を据えてプレーする印象だったが、
この「大江戸~」は「ゆき姫」の頃のような硬派なアクションに近かった。

ただ、そのせいか操作に夢中になり、謎解きで詰まることがしばしば。
だいたいがタッチペンを使うことで解決するのだが、
十字キーでシビアな操作をガッツリしている最中なので、思考がそこまで至らない。
どうしても倒せない敵がいて、
「こいつはシリーズ最強の雑魚キャラじゃないか?」と思っていたら、
チョンとタッチするだけで弱体化してとても驚いた。

インパクト戦もこれまでの一人称視点バトル方式でなく、
タッチペンを利用したリモコン操作のアクションバトルに。

このリモコンが曲者で、なぜかボタンの中央に「自爆」がついている。
意識していればなんともないのだが、
なにせ一つ一つのボタンがデカいので、
間違えて押してしまうこともしばしば。
制限時間以内にLRを連打すれば解除できるのだが、
永井先生のように「っちょ、いい加減にしろよ!」と押す度に笑ってしまった。
説明書には「ロボットにはなくてはならない機能」と説明されていた。
ある意味ゴエモンらしいジョークである。

先述したBGMもとても良質で、
「ゆき姫」のボス戦や、
「マッギネス」(SFC)の名曲「松の廊下を駆け抜けて」などなど、
流れる度に「おおっ」と唸るアレンジばかり。
街道で流れる新曲も支持されている曲に似せた良曲ばかりで、
進めるのが非常に楽しかった。

まとめると、
今までなぜやらなかったのだろうと思うほどの良作であった。
これでシリーズが止まるというのは何かあったとしか思えない。
やはり黒歴史である新世代の影響だろうか。

それとは別に近年、パチスロとして2作がリリースされたが、
やはり打っていてBGMの良さに心躍った。
(スペックは置いておいて……)

「悪魔城ドラキュラ」などは魅力的な新作を連発しているし、
今こそゴエモンに復活してほしいものである。
ゴエゴエ。
by nakayu1105 | 2014-04-16 21:28 | ゲーム | Comments(0)

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