ウィッフルボール記事の続きです。
この記事では変化球について解説します。
前の記事にも書きましたが、
練習前にボールを加工しておくと◎。
必要な道具などについてはその①をどうぞ。
【変化球について】
まず知っておいてほしいのが、
野球の変化球と曲がる理論そのものが異なるということ。
ウィッフルボールは、ボールの片側に穴が空いている。
投球した際、ボールにしっかりスピンがかかっていれば
穴の空いている方向とは逆方向に曲がっていく仕組み。
そのため、野球の変化球のかけ方だと曲がらない。
むしろ野球で言うストレートをしっかり投げられることの方が大切。
野球の練習の延長としてやるのはあまりよくない気がする。
ボールも軽いので、あまり肩によくない気がする。
また、異なる変化球を同じ投げ方で放るのもかなり難しい。
スライダーはオーバースロー、
ライザーはサイドスロー等
自分なりの投げ方を見つけ、使い分けた方が○。
※これから紹介するのはあくまでも自分の投げ方です。
※筆者は右利きです。
★スライダー
利き手と逆方向に曲げる、一番簡単な球種。
ボールの穴が空いている側を、利き手方向に向けて握る。
あとはストレートを投げる感覚で上から放るだけ。
投げたあともきちんと握った通りの向きで
球が飛ぶように意識しながら、
手首でスピンをかけるとググっと曲がる。
ある程度の球速も必要。
※キャッチボール程度の山なりボールでは曲がらない。
慣れると曲がりすぎて四球連発必至。
自分の利き手方向、
いっそ右打者に向けて放るイメージで投げる必要がある。
投げ方については、その人によって癖が違うので
何とも言えないが、
僕の場合はスリークオーター気味に投げるとよく曲がった。
これは自分なりに投げて見つけるしかない。
★ライザー
ホップするボール。
穴が空いている側が地面に向いているとホップする。
その向きのまま回転している必要があるので、
サイド~アンダースローでないとこの変化球は難しい。
人によっては曲がりながら浮かぶ球になることも。
スライダーの握りのまま、サイドから放るのが
もっとも一般的な投げ方だと思う。
例によって球が伸びすぎて遙か上方に飛びがち。
最初のうちはそれでも空振りを取れるが、
見切られるとバッターが全く手を出してこなくなる。
とにかく下方に投げる、と意識するとよい。
地面にたたきつけるくらいの気持ちで投げると、
ストライクゾーンにうまく球が行っていた。
なお、投げている本人には浮かび上がるような感覚がないので、
一人で練習するとよくわからないかもしれない。
回転を調整すると、手元で伸びるストレートにもなる。
必然的に球速は落ちるが、
「遅いけど伸びる」という球筋は野球に存在しないので、
打ちにくいという人が多かった。
そのため、勝負する時はこちらの方が遙かに有用だった。
★ストレート
上記したライザーの回転を調整して投げるのが基本。
肩が強い人がスライダーの握りで投げると
曲がらないうちにバッターボックスまで届くそう。
(僕には無理でした)
★ドロップ
ガクンと落ちる球。
テニスや卓球のドライブみたいな軌道を描く。
穴が向いている側を、空に向けて握り、サイドで投げる。
ライザーと逆の理論で投げると考えればわかりやすい。
ただ、ライザーよりも難易度が高く、
同じように投げたのではあまり落ちない。
手首のスナップをあまり使わず、
空に向かって押し出すようなイメージで投げるとうまくいきやすい。
こちらはライザーと違い、
投げている人間にも落ちるのがよくわかる。
ガクッと落ちると空振りが取れる。
また、落ちすぎてKゾーンまで届かないことも多いので、
思い切って真上に投げるようなつもりで投げるといい。
ちなみに、この球だけこういう握り方で投げていた。
高校野球出身の人に教わったもので、
この握りにした途端、
グワン!と変化するようになったのでオススメ。
人差し指と薬指に力をこめて、地面と平行に押し出すイメージ。
★スクリュー
利き手方向の変化球。
穴が空いている側を利き手と逆方向に向けて握り、
上からスローする。
つまりドロップと同じ握りで、オーバーで放るだけ。
この球種だけほかの球より難易度が非常に高く、
最後まで思った通りに投げられなかった。
本拠地・アメリカの人たちはかなりえぐい変化をさせていたので
おそらくだがある程度の球速が必要と思われる。
※投げられる人はむしろ教えてください!
★まとめ
共通しているのは「どの球種も独特のコツがある」ということ。
そして「野球と同じ投げ方じゃダメっぽい」ということ。
それをつかむまでは、
ひたすらに投げて練習するしかなさそう。
最後に、自分自身の動画を張っておきます。
「素人でもある程度はできる!」という証拠になれば。
※ちなみに、約3か月程度練習しました。
僕は野球経験者ではないけど、
素人でもこのように変化球を操れるのが
ウィッフルボールの魅力。
興味がある人は遊んでみて。
★ボールがほしい!という人へ
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ひとまず、当ブログの
ウィッフルボール記事はこれで完結となります。
何かあればコメント欄にどうぞ。