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歴史的1日

2017年10月31日。
この日、僕はとても強烈で歴史的な1日を過ごした。
なんと……「権謀竜数」のryuさんとオフ会を行ったのだ。
このブログにとっても重要な出来事だったので、
今回はそのレポートを行いたいと思う。

歴史的1日_c0059075_22221074.jpg
当日、昼。
僕の姿は秋葉原駅にあった。
最後にここに来たときはまだ学生だったから、
だいたい10年ぶりくらいだったろうか。
とくに通っていたわけではないので、
あまり感慨深い気持ちにはならなかったが
群馬にはない街の活気が心を高揚させてくれた。

だがそれ以上に僕は、この現実に驚いていた。
ryuさん(以下りゅうさん)との付き合いが始まったのは10年以上前。
まだ「N部屋」を運営していたころだ。
現在に至るまでチャットやTwitterなどでさんざんやりとりしてきた仲だが、
電話をしたことはおろか、お互いの顔も全く知らない。
そんな関係のまま現在に至っている。

9月末にブラック企業を退社して時間ができた僕は、
この2か月「これまでやりたいと思っていたができなかったこと」
たくさんやってきた。
りゅうさんとオフ会をするのは、その中のひとつだった。

だが、りゅうさんは僕から見て
オフ会みたいな事をあまり好まない人物である。
誘っても難色を示すことが容易に想像できた。

しかし、思った。
「文章オンリーのやりとりとは言え、ここまで気が合う人物と会わないのはもったいない」と。
また、はっきり明言させてもらうが、
彼の日記サイト(勝手に竜笑芸書シリーズと呼んでいる)を
日本一見ている人物は間違いなくこの僕である。
そこまで自分が入れ込む人物と会わないまま終わるのは、
やはりイヤだと感じた。
10月頭、僕は決意を固めて声をかけてみた。

数時間後、返ってきた言葉はなんと「べ、別にいいけど?」
困惑も含みつつという印象だったが、意外にもあっさりであった。
正直、失礼ながら僕はこの回答に、おそらく彼以上に困惑した。
マジで……? こんなにあっさりOKしてくれるような人だったっけ?
大丈夫か? 本当にこの連絡している人はりゅうさんなのか?
まさか偽物では……?
いろいろと失礼なことを考えて不安に思いながらも
あれよあれよと言う間に当日を迎えた。

駅前で待っていると、りゅうさんから連絡。
「この服を着て、ハンドスピナーを回しています」。
死ぬほどわかりやすい服の写真が添付されていた。

僕はこれまで、ネットで知り合った人と何度も遊んだことがあるし、
初対面の女の人とデートしたことだってある。
だが、この時の緊張感はそれらを上回った。

「く、来る……!! 本当に来るんだ……!!」
10年来の友人なのに、顔も知らないあの男が、来る……。
それだけで心がふるえた。

そして数分後、男は現れた。
写真の服、そしてハンドスピナー。
間違いない! りゅうさんだ!

「〜〜〜ッッ!!」
しかし、感動を形容する言葉が出てこない。
足だけが進む。
やばい、このままだとかなりキモいぞと思いつつも近づいていく。
りゅうさんが、こちらに気付く。
2人の目が、合う。

りゅうさんは、ゆっくりと手を差し出してこう言った。
「お前がナカユウか」。
「そうです」と手をつかむ僕。
握手。

まさしく歴史的瞬間であった。

りゅうさんはイメージと違ってかなりのナイスガイであった(失礼)。
「あのりゅうさんが目の前にいるとか、信じられませんわ」と僕。
横を向いて少しにやけるりゅうさん。
あ、ぽいぽい。それりゅうさんっぽいわー。などと感動しきり。
興奮も冷めやらぬまま、すごいスピードでとあるビルに到着。
どうやらすでに行く場所を決めていたらしい。
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たどりついたのは有名なゲームショップ。
案内されるまま入ってみると、
さまざまレトロゲーがところ狭しと並んでいた。
「す、すげー!」
群馬ではまず見られないレアゲーの数々におおはしゃぎする僕。
ゲームを手に取りつついろいろと話をする。

「これねー」
「ありましたねー」
「あーこれ懐かしいですねー」
「これめっちゃやりこみました」

やはり話が合う。
ここに座席と酒があったら完結していたレベル。

ひとしきり見終わったあとは、ゲームコーナーへ。
りゅうさんと僕をつなぐ、
もっとも強大な共通言語である「スト2」の対戦をする約束もしていたのだ。
僕がスト2にここまでのめり込んだのは、
元々はりゅうさんが「ハイパースト2」の存在を教えてくれたことがきっかけ。
現在も定期的に遊んでいるあたり、
僕のゲーム人生に多大な影響を与えていると言えよう。
一度、自分がどこまで通用するのか挑んでみたいと思っていた。
(なお、2005年のこの記事にて、ハイパー購入について言及しているが、
さっそくりゅうさんがアドバイスをしてくれている)

なのでその「ハイパー」で勝負したかったのだが、
明らかにガチ勢のおじさんがプレイ中だったため、
別の場所にあったテーブル筐体の「X」で勝負することに。

お互いに100円を投入。
何度も思い描いた瞬間であった。

実は格ゲーでの対戦はこれが初めてではなく
何年か前に「スパ4」などでネット対戦したことがあるのだが、
当時のネット対戦はラグがあったし、なによりリアル感も薄い。
お互いが同じ筐体で勝負するガチバトルは当然ながらこれが初めてであった。
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結果だけ書くと……4戦ほどやって、すべてブランカにボコられて終わった。
たしか「スパ4」でも同じようにやられた記憶がある。
前日、ゲーセンに行って予習までしたというのに、
悪夢ふたたびであった。
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その後はりゅうさんが気になっている店を探索することに。
店名などは覚えていないが、懐かしいものをみるのが大半だった。
大好きだったハイパーヨーヨーが置いてある店は興奮した。
りゅうさんはどの店にも置いてあるハンドスピナーをやたらと回しまくり、
「ナカユウさん、ハンドスピナー回して!!」となぜか僕に同じ行為を求め続けた。

その後、別のゲーセンでハイパーを発見。
再び勝負することに。
さっきさんざんやられたので「ブランカ以外で!」とリクエストすると
いろいろと使ってくれた。
その甲斐もあり、ガイルで何勝かすることができた。
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中でも、このガイル対決を制すことができたのは
今回の大きな収穫である。
最終的には本田にボコられたが満足している。

りゅう「うわああああああああああ」
僕「おらああああああ」
りゅう「っしゃああああああああ」
僕「があああああああああああ」

この対決はそこそこ音の大きいゲーセンだったのでこんな感じ↑で盛り上がれた。
この時間が今回のオフ会で一番楽しかった。

暗くなってきた頃、磯丸水産という店で飲むことに。
僕はよく知らないのだが「底辺の行くところですよ」とりゅうさん(ホントか?)。
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ビールで乾杯。
りゅうさんおすすめメニューに舌鼓を打ちつつ、いろいろと話す。
自分のこと、周囲の人のこと、ゲームのこと。
なんとなく見えなかったお互いのことが、だいぶはっきりと見えたような気がした。
また、この時間にはだいぶうちとけており、楽しく過ごすことができた。
印象的だったのが、
「今回のタイミングじゃなかったら、オフ会断っていたかもしれません」というりゅうさんの言葉。
りゅうさんの方にも思うところがあったのかもしれない。
やはり誘って正解だったと思った。

数時間後、お開きに。
「今度はDさんも含めてやりましょう」とりゅうさん。
この言葉が聞けただけでも来てよかったなと思った。
駅の改札で再び握手を交わし、互いの帰途に。
こうして、歴史的な1日は幕を下ろしたのであった。

今回、このオフ会をやってみて強く感じたことがある。
とにかく時間が足りなかった。
もっと話したいことがあった。
特に僕は、りゅうさんのサイトのことで聞いてみたいことがたくさんあったのだ。
しかしそこまで話が行かないまま終わってしまった。
彼と知り合って10年余り。
この時間差がたった数時間で埋まるはずがなかったのである。

だが、本当に、本当に楽しいオフ会だった。
話の中で、たくさん得るものもあった。
やはり付き合いが長いだけあって、
自分のことをよくわかってくれている感じがした。
心地よい空間だった。

りゅうさんにこの場を借りて感謝を申し上げます。
どうもありがとうございました。
また、やりましょうや。

※追記
「権謀竜数」でも当日の内容が記事になりました。(2017年11月18日分)
今回の記事と比べるとまた楽しめるかも。
若干僕が書いた記事と矛盾する点もありますが、ほとんどあちらが正しいと思います。
それだけ僕が緊張していたということです。
ぜひ読んでみてください。

by nakayu1105 | 2017-11-11 22:40 | Comments(0)

日頃あったことだとか、ゲームの感想だとか、そういうものを積み重ねていくブログです。 書いてる人/nky(ナカユウ・んきゅ)


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